テスラの次の餌食はディープスケール?





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  • Autopilot:完全自動運転機能
  • Smart Summon:出迎え機能:トラブルサム
  • DeepScale
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  1. テスラは動きが速いように見える。この速さこそが脅威だ。技術の芽を刈り取って他社の追随をけん制している部分もあるだろう。




https://japanese.engadget.com/2019/10/02/ai-autopilot/


テスラがAI開発のスタートアップを買収。Autopilot開発体制を強化

以前に言ったとおりなら、もうすぐ完全自動運転が完成する時期


テスラのイーロン・マスクCEOが 2019年の終わりまでに完全自動運転機能を完成し、2020年にはハンドルを握って運転する必要がなくなるだろうと発言したのは今年2月のことでしたが、テスラはまだ自動駐車/出迎え機能のSmart Summonを、予定より大幅に遅れてリリースしたばかりです。このままでは目標とする時期を逃してしまう可能性が出てきました。

とはいえ、今回は遅れるにしてもそれほど大きく時期がずれることはないかもしれません。米CNBCは、テスラがコンピュータービジョン専門の新興企業DeepScaleを買収したと伝えました。またDeepScaleの共同創業者でCEOのフォレスト・イアンドラ氏も、LinkedInのページに「今週よりテスラのAutopilotチームに加わり」ディープラーニングと自動運転の開発に携わると記しています。

イアンドラ氏はDeepScaleに関してなにも記してはいないものの、CNBCはテスラがすでにDeepScaleを完全に買収したと述べています。

テスラはほかの多くの自動車メーカーと異なり、自動運転システムにコストのかかるLiDARユニットを使わず、複数のカメラを使ったコンピュータービジョンの力で完全自動運転を実用化しようとしています。

そのルート選択はおそらくLiDARが案内する道よりも天候など諸条件に影響されやすい、少々険しいものになりそうですが、様々な道路標識や看板その他のオブジェクトを認識するAIを鍛えることで、完全自動運転を実現するユニットも作れると考えています。

ならば、今回の買収は完全に理にかなっていると言えるでしょう。テスラはすでにハードウェア的には完全自動運転を実現できるとしています。よって、あとはいかにソフトウェアを賢くしていくかがテスラの課題になっているはず。DeepScale買収によって、テスラオーナーが「居眠りしていても」愛車が家から仕事場まで送り届けてくれる朝が、忘れた頃にOTAアップデートでやってくるかもしれません。

ただそれより先に、Smart Summonの動作をもっと素早く、それこそスマートにして欲しいと願うテスラオーナーがたくさんいそうではあります。

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